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- 院長の想い
患者さまのご要望を尊重しながら、よりよい治療方法を提案いたします
診療では「患者さまが何を望んでいるのか」を対話の中で察するよう心がけ、患者さまのご要望にお応えできるよう努めています。
例えば、他の病気もお持ちでお薬が多いなど、副作用を気にされている方には、できるだけお薬を控えた治療法を提案いたします。また、私自身がここ福島で被災し、震災後の混乱を肌で感じてきたことを振り返りながら心のケアにあたってまいります。
プライバシーに関して心配されている場合は、待っている間にできるだけ他の方と接触しないよう、診療時間の調整なども工夫しています。心の重みになっていることがありましたら、ささいなことでもお気軽にご相談ください。
ストレスの多い現代社会を生きるためのお手伝いが、少しでもできれば幸いです
私が医師になり立てのころは、心療内科で扱う病気はそれほど多くはなかったと思います。しかし現在は、うつ病や不安神経症、不眠症などは社会問題にもなるくらい身近なものとなりました。特に、社会人になってすぐの時期に心にトラブルを抱えて躓いてしまうと、その後の人生にも影響することもあるかと思います。
私は日本精神神経学会認定 精神科専門医として、心の重みを少しでも軽くしたい、今後の人生に希望を持てるようお力添えしたい、という思いから、心療内科の医師を目指し、今にいたります。産業医も務めているので、働き盛りの皆さんのストレスについてもケアしていければと思っています。
患者さまのペースを大事に診療。笑顔が見られる日が来るのを願って診療にあたります
初診の方は緊張されていたり、自分の辛さをうまく伝えられなかったりする方もいらっしゃいます。1ヶ月、2ヶ月して、ようやく本当の悩みを打ち明けてくれた、といったことも少なくありません。心のトラブルはただでさえ、デリケートなものですので、1回の診療で多くのことを伺おうとは考えていません。
診察中に沈黙が続いても、それが必要なときには間をとりますし、沈黙を気にされている様子なら、こちらから質問をするなど、「患者さまのペース」を尊重した診療に努めています。また、患者さまが話しづらそうにしていたり、問題点をずらしていたりする場合、どのような口調でどのような聞き方をすれば楽になりそうかをこちらが察して対応するように心がけています。
少しずつでもいいので、こわばった表情で来られた患者さまの気持ちが和やかになり、やがては笑顔を見せてほしい。そう願って、日々の診療にあたっています。